今回は Google が提供する機械学習の広告手法「3A」の中でAutomation(オートメーション )に属する、 RSA( レスポンシブ検索広告)と RDA (レスポンシブディスプレイ広告)についてお話をさせていただきたいと思います。
この広告手法を用いることで、 Google の機械学習による CPA の改善や CTR の改善しいては CVR の改善に役立ちますので、是非内容を理解してこの広告手法を使ってみてください。
このページの目次
RSA と RDA とは?
RSA と RDA を行う前に、まず 「アセット」 について理解する必要があります。
「アセット」とは、簡単に言うと「説明文」のことになります。
Google の広告を出稿したことがある方にはイメージができるかと思いますが、 Google の広告出稿する上で、どのような説明文を広告に出すかというのが非常に重要になります。
例えばリスティングの場合、タイトル・説明文・説明文2などが変われば CVR が大きく変わってきます。
今回の RSA と RDA の大きな目的はこの「アセット」を最適化することにあります。
では具体的に RSA 8 RDA はどのようなものなのか見ていきましょう。
RSA と RDAで使う「アセット」とは「説明文」のことである。
RSAについて
RSAは「レスポンシブ検索広告」という日本和訳にもあるように「検索広告」になります。つまりリスティングになります。
リスティングの場所に表示されるアセットを複数登録することで、 Google がそれぞれのカセットの組み合わせを自動的に行い配信する広告手法になります。
実際に出てくる結果としては、IMP(表示回数)が最適化の指標になります。
効果の高い「アセット」は表示回数が高くなり、効果の低い「アセット」は表示回数が減ってきます。
このように検索画面で広告を最適化する広告手法が「RSA」になります。
RDAについて
一方でRDAは「レスポンシブディスプレイ広告」という日本和訳にもあるように、「ディスプレイ広告」の面での配信になります。
設定としては、5つ以上の画像、1つ以上のロゴ、5つ以上の見出し、1つ以上の長い見出し、5つ以上の説明文を登録することで Google が自動的に登録のアセットを組み合わせて最適な広告の形を見つけ出します。
実際に出てくる結果としては 「最良」「良」「低」の3段階評価が出てくる形になります。
RSA と RDA はどのような時に役立つの?
RSA と RDA の効果が発揮される場面は主に下記の3つの場面になります。
既存プロモーションの最適化
既存で配信されている広告が一番良い広告とは限りません。
長く配信されていれば、その広告は廃れますし、時代の流れによってお客様に響く文言は大きく異なってきます。
その中で RSA や RDA 使用することによって、常に最適なプロモーションを打ち続けることができます。
常にお客様がどのような言葉が響くのかを考えながら、新しいアセットを追加して最適な広告を出して付けるように努力していきましょう。
新規プロモーションのメイン訴求軸の発見
新規プロモーションは世の中に出してみないとメインになる訴求軸は分かりません。
ただマーケッターからすると複数パターン、お客様に響くだろうという訴求軸はあると思います。
そこでRSA や RDA 使用することによって商品とお客様をつなぐ訴求軸をテストし、どの訴求軸がお客様に響くか見つけ出すことができます。
これにより LP の最適化や他のモールへの展開など、自信を持って様々なプロモーションに生かすことができます。
その他、様々な使い方があるかと思いますが私としてはこの二つのポイントが RSA や RDA を使う大きな理由になるかと思います。
今後の考え方について
今回は RSA と RDA についてお話をさせていただきました。
Google の機械学習は非常に優れています。 Google が出した答えを信頼し展開をすることであなたのビジネスは大きく飛躍する可能性があります。
Google を全て信頼するわけではありませんが、機械学習を使ってスピード感をもった一作ができることは非常に良いことだと思いますので、ぜひこの機会に RSA や RDA の配信を試してみてはいかがでしょうか。